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ピピピっ!ときたら
お役に立てる情報です。
脳と腸は、常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う関係にあります。
この関係を「腸脳相関(脳腸相関)」といいますが、近年、腸脳相関には、腸にすみつく腸内細菌が関与していることが分かってきました。そして、現在では、腸脳相関という概念は「脳-腸-腸内細菌相関」という新しい概念に進化してきています。
腸内細菌の脳への影響のメカニズムについてさまざまな角度から研究が進められていますが、最近の研究で、腸内細菌が「迷走神経」を刺激し、脳に影響を及ぼしていることが分かってきました。
また、この考えを応用し、腸内細菌のバランスを改善する「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」を心身の不調の改善に役立てようという研究も行われています。
研究の進展により、ストレスによる心身の不調が腸脳相関によって説明できるようなり、腸を整えることが、ストレスを緩和し、体の不調の改善につながる可能性が見えてきています。
悪い食事をしている。
どれほど、いいものをとっていてもそれと同等、もしくはそれを上回る悪い食事をしていれば効果はでません。
悪い食事(例)
・砂糖
とくに精製された白い砂糖は悪玉菌やカビ菌の格好の餌です。砂糖はそれ以外にも血糖値を急上昇させたり老化の原因である糖化反応を引き起こしたりします。
・果糖ブドウ糖液糖
清涼飲料水やソース、ドレッシング、その他様々な加工食品に使われています。砂糖同様、それ以上に腸内環境を悪化させます。
・人工甘味料
糖質オフ、カロリーオフに隠れていろいろな食材に使用されています。スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムKなどは要注意です。
・食品添加物
様々な食品添加物が使われていますが、食品を腐らせない(殺菌)添加物は、腸管を守っている「善玉菌」も排除してしまい体調に影響を与えることがあります。また、その中でも乳化剤は腸粘膜の粘液バリアを破壊してしまうことがわかっています。
・アルコール
アルコールは腸内細菌の働きを抑えてしまいます。
・アレルゲン(特に、卵、乳製品、小麦)
個人差がありますが、小麦のグルテン、牛乳のカゼインは消化が難しく腸に炎症を引き起こすことはよく知られています。そもそもヨーグルトが合っていないという方もいますので要注意です。